-------- --:-- | カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2011-01-28 23:54 | カテゴリ:Etc

今回も車ネタではございません。しかも、いきなりなネタですので、ある一定の年齢層の人以外には「?」でしょう。何で今、「横山やすし」なの?といわれたら、授業のネタとして、彼を扱おうと思ったからです。「授業のネタって、あんた、酒乱で暴力沙汰を起こしたおっさんなんて教育的やないでー。」という声が聞えそうです。さらに「今の子、知らんよ、このおっさん。」はい、ごもっとも。

 おそらく彼は、最後の破滅型天才芸人でした。芸人に限らず、今や俳優や小説家にも、もうこういう人は現れないと思います。

 天才漫才師といわれながらも、破天荒で、傲慢なキャラクターが災いしてか、コンビを結成しても、すぐにそれを壊してしまう。

 そんな中、半ば強引にコンビを組んだ「横山やすし・西川きよし」。これが昭和の爆笑王となり全てが順風満帆に行くかに見えた矢先、やすしの2度の暴力事件。

 久米宏と組んだ『久米宏のTVスクランブル』では、しばしば酔った姿でブラウン管に登場、数々の暴言・奇行を繰り返した。当時生番組中のため、毎週予定通りに進行しない番組でしたが、やすしが番組をドタキャンしたため降板、吉本からも謹慎処分に。

 相方の西川きよしの政界進出により、彼の人生は坂を転がるように転落していく。飲酒のまま番組出演、ドタキャン、息子の傷害事件…。心を入れ替え頑張ると宣言した直後、飲酒運転による人身事故。とうとう吉本から契約解除に。

 吉本の圧力もあり、復帰もままならず寂しい晩年だったようです。そして1996年に急死。享年51歳。

 私はいったい彼の何に興味を惹かれたかというと、伝説ともなった横山やすしの破天荒ぶりと、本名である木村雄二という男とのギャップにです。

 家では大人しい父でしたが、一度誰かが来ると、途端に「横山やすし」となると娘の木村光のコメントが印象的です。「今日は呑みたくないんや。」ともらすも、誰か一人でも関係者がその場に来たら「酒や酒~、はよぉ持って来い!」と怒鳴り散らす。何だかもう気の毒な気がしてきます。おそらく本人は「横山やすし」とは程遠い男だったのかもしれません。でも、「やすし」を演じなくてはいけない…。晩年、病床で「もうつっぱるの、やめよかな」と本音を吐露したそうです。

 唯一、そんな彼のあやういバランスを保てたのも、西川きよしという盟友がいたからでしょう。どんなにやんちゃをしても支えてくれた友が、自分を置いて別の世界に行く…、彼は自分が見捨てられたと思ったのでしょう。そして、昔の仲間が次々と自分から去っていく…。もう耐えられなかったのでしょうね。この後の彼の転落ぶりを見ると、そんな気がしてなりません。
 
 酒により、往時の姿を失った彼。杖をつきながら歩くほど衰弱していたそうです。それでも、

「老人ホームに漫談しに行きますのや、ほんまは漫才がしたいんやけど」

と答えたこの言葉、正直切なくなります。悪いのは全部自分、よくわかっている。自分で自分を殺してしまったのだと。おそらく彼は最後の最後まで漫才がしたかったんだなぁ。
 なんでか、この駄目なおっさんですが、どこか憎めません。

 自分も、個人的に日々いろいろ考える事があります。正直自暴自棄になりかけている部分もあります。そんな時、「やっさん」の生き方が頭をよぎります。
スポンサーサイト

管理者のみに表示する

トラックバックURL
→http://momocafe524.blog.fc2.com/tb.php/668-d2676ec2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。