-------- --:-- | カテゴリ:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010-10-11 21:27 | カテゴリ:SPORT
鈴鹿GPX 2010は凄かった!

  
 激しい降雨で9日土曜日の予選が順延。ホンダもトヨタもいない鈴鹿GPX。4人のチャンピオン経験ドライバー、そしてここまで5人のチャンピオン候補が僅差で争う、歴史的なシーズンとなった今年のF1。

 巷では未だ、セナ・プロ・マンセル時代が一番良かった、最近のF1はつまらないなどというコメントする当時のブームにただ乗っかっただけのエセファンもいるようですが、悪いですが今年は、あの頃よりも絶対に面白いですよ。

現在、レッドブルのウェバーがランキングトップだなんて一体誰が予測したでしょうか。もちろん才能あるドライバーでしたがどこか主役にはなれない華のない彼(スミマセン)でしたが、人間って不思議なのは一度勝った事により、今の彼は自信に満ち溢れてさえいます。しかも非常に冷静でクレバー、さすがベテランです。人とはこんなにも変わるものかと驚いています。例えば、一昨年最終戦のファイナルラップでチャンピオンを逃したフェラーリのマッサがいい例。あれ以来彼からツキが消えて行き、今では目も当てられません。もしあの年、マッサがチャンピオンとなっていたら、去年・今年は全く別のシーズンになっていたでしょう。

レッドブルのもう一人、めっぽう速い天才ベッテルですが、まだ荒削りな部分があり走りが安定していません。老練なウェーバーは昔のプロスト、ベッテルが若き日のセナに例えると、往年のファンにはわかりやすいかもしれません。

そして逆にチャンピオンとなってからツキが逃げたのはマクラーレンのハミルトン。マッサのツキを吸収してこれから安定したドライバー人生を送るのかと思いきや、その後苦難が続きます。ここは彼のキャリアの中では辛抱する時期なんでしょうね。

そしてここのところ、一気に出てきたフェラーリのアロンゾ。やっぱり派手な彼には派手なマシンと派手なレースが似合います。逆転チャンピオンは厳しそうですが、是非チャンピオンシップ争いをかき回してもらいたいものです。

そして、今季復活した皇帝シューマッハ。「なんだい、やっぱり無理じゃねぇの。」という声を聞きますが、レースの中団をいやらしくかき回し、時たまエゲツのないアタックをする時、「お、シューマッハ健在だねぇ。」とニヤっとしちゃいます。
 
 それに、地味ながら速いルノーのクビサ、そして、ときたま異常に速いフォースインディアのスーティル、若手有望株のメルセデスのニコ、F1界の鉄人ウィリアムズのバリチェロ…などなど役者も揃ってます。


日本人!可夢偉のすごさを知ろう!!


 「自分が終われば、日本のF1は終わる。」

 普段ひょうきんな男が悲壮な決意で、ここ鈴鹿サーキットを非力なザウバーフェラーリで挑んでいます。ザウバーの小林可夢偉。鈴鹿の決勝レースではどのドライバーよりも彼が速かった。レースを見てて、涙が出てきたのは久しぶり(いや初めてかもしれません)です。

新聞やニュース報道では「鈴鹿グランプリ、フェッテル優勝!小林は7位」という見出しがほとんど。F1に興味がない人なんかはきっとスルーしちゃうでしょう。かたや「ザックジャパン、アルゼンチンをくだす!」これなら皆「おおおお!」ってなっちゃいますよね。

…でも、可夢偉の7位がどんだけすごいかはレースを見た人全てに伝わったはず。それだけにこんな見出しでは日本のF1界は本当に終わっちゃいそうです。

 昨年、グロックの代役として2戦にトヨタのシートを得た可夢偉。そこでアグレッシブなレースでポイントゲット、世界に「カムイ」の名を記憶させました。そして来季のトヨタのレギュラードライバーに抜擢されるも、トヨタが撤退。彼のシートは幻となりました。しかし彼の走りに目を留めたのがピーター・ザウバー。若手有望ドライバーを発掘する才能のあるこのオーナーにより、2010年のシートが確保されました。ここで日本人が知っておかなきゃならないのは、日本の企業・スポンサーの後押し(まぁゼロではないでしょうが…)がなく、才能でシートを獲得できた日本人ドライバーだということ。日本人だけではなく、世界のドライバーでもこのようなケースは多くはないのです、実は。

 「シートをお金で買う」…普通の日本人が聞いたら「えー、汚いな、それ」っていわれそうですが、F1では当たり前の事。お金を集められるのも大切な才能ですから。あの琢磨ですら実力はあったのですが、不況の日本企業に後押ししてもらえず、とうとうF1界を去らねばならなくなったわけですから。

 しかし、可夢偉の入ったザウバーは必ずしも有望なチームではないということ。ザウバー本人は熱いオーナーで、一生懸命ですが、昨年までのメインスポンサーのBMWは撤退、エンジンの供給も終わりました。つまり今年のザウバーはメインスポンサーがなく、エンジンもない状態でスタートしたということです。幸いフェラーリエンジンを使用する事ができましたが、何といっても今年のシャシーはおそらく昨年から設計が進んでいたはずですから、BMWエンジン搭載を前提にしていたのではないでしょうか。それが急遽フェラーリエンジンを搭載するわけですからマシンのセッティングがシーズン前半なかなか決まらなかったはずです。

 そんなマシンをドライブして可夢偉は次第にポイントをゲットしていきます。そして鈴鹿に凱旋。日本人ドライバーは鈴鹿を熟知している、だからここでなら速いはず…多くの人が思う事です。しかし若くて早くから海外で活動していた彼は鈴鹿でのレース経験は少ないのです。それに対し母国グランプリのプレッシャーは強いのです。

 決勝レース、彼の描いたようなレース展開には残念ながらなって行きません。それでも彼は積極的にオーバーテイクを繰り返します。なかなか抜けない鈴鹿で次々と抜きさる…、こんな日本人ドライバーが出てきた事に感動です。そしてソフトタイヤに換装した後半、後は猛チャージをかけないとポイントを獲得できない状況、そんな中、ヘアピンでアウトから抜く!サイドポンツーンを接触で破損しても走り続け、しかもさらにペースを上げる。空力的にも厳しくなったマシンで攻め続ける。ファイナルラップでも前のシューマッハを追い、ペースを落とさない。まさに鬼神の走り。鈴鹿のスタンドが騒然としてました。見ていて鳥肌がたちました。セナが走るのを見て、ブラジル人はそんな感覚になってたんでしょうね。シューマッハの走りを見て、ドイツ人が…。

 まさに優勝したかのように錯覚させる鈴鹿での可夢偉の走り、近い将来、表彰台の一番真ん中に立つ事が夢ではないことを予感させます。

 ですから「小林7位!」というこの何とも間の抜けた見出しのニュース記事では、一人日本を背負って立つ若者に対して失礼です。またそんなザウバー、可夢偉を応援しようっていう日本企業が現れて欲しいものです。

 来季、ザウバーはメキシコの通信事業の大スポンサーを獲得しました。可夢偉は今の所、来季もザウバーとの契約を結びました。来季の彼の走り如何によってはビッグチームへ移籍、いきなりチャンピオン候補になる可能性があります。

 それでも、やっぱりセナプロ時代が一番面白かったなぁ~といいますか?



スポンサーサイト

管理者のみに表示する

トラックバックURL
→http://momocafe524.blog.fc2.com/tb.php/611-7c390dca
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。