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2010-03-13 08:18 | カテゴリ:Books
大好きな絵本


 おそらく、一般的な同年代の男性よりも私は絵本には関心が強いと、自分でも思います。そんな中で、私のお気に入りのシリーズが今回紹介する絵本です。『旅の絵本』(安野光雅 作 1977)(福音館書店 1300円+税)。


 絵本といっても、この本には文章もストーリーもありません。タイトルの通り、旅人がヨーロッパの村や町を通過するだけです。しかし安野さんの、やわらかいけど精緻に書き込まれた風景は何度見ても新しい発見があります。


 こちらはシリーズ第2弾、『旅の絵本?』(安野光雅 作 1978)(福音館書店 1300円+税)。本の形式は前作と同じです。今回の舞台はイタリア。


 これが主人公の旅人です。


 主人公はただ、道に沿って移動をしています。そこには目的も感情もありません。反対に町や村人たちは、感情豊かに生活をしています。


シリーズ第3弾、『旅の絵本?』(安野光雅 作 1981)(福音館書店 1300円+税)。今回の舞台は表紙からもわかりますがイギリスです。


 いつもながらの展開ですが、色々な発見があり、何度見てもあきません。


 こちらはシリーズ第4弾、『旅の絵本?』(安野光雅 作 1983)(福音館書店 1300円+税)。今回の舞台は何と大西洋を渡ってアメリカへ。


 この本では旅人は右へ右へと進みます。つまり上が北だと考えると西から東へ進むわけです。大西洋から上陸したなら東から西に旅人を進ませなければなりません。しかしいつも通り、旅人は東を目指します。つまりアメリカの歴史をさかのぼっていく事になります。


 続いてシリーズ第5弾、『旅の絵本?』(安野光雅 作 2003)(福音館書店 1300円+税)。前作から10年。再び舞台はヨーロッパへ。今度はイベリア半島の情熱の国スペインへ。


 闘牛やピカソなど、スペインらしい小ネタ満載です。このシリーズも円熟の域に入ってきました。


 シリーズ第6弾、『旅の絵本?』(安野光雅 作 2004)(福音館書店 1300円+税)。舞台はデンマークへ。デンマークと言えば今回のテーマはアンデルセン童話の世界です。この本の出版翌年はアンデルセン生誕200年にあたります。


 旅の中で、アンデルセン童話をモチーフとした絵がいくつも描かれております。巻末にはその解説もつけられております。いくつ見つけられるかも楽しみの一つです。


 そして最新刊。第7弾、『旅の絵本?』(安野光雅 作 2009)(福音館書店 1400円+税)。舞台はヨーロッパを離れ、今度はアジアへ。アジア編のスタートとなる記念すべき号です。舞台は中国。しかも今までのシリーズとは絵のタッチも画材等も何か違います。ちょっとした違和感です。良く考えたら本の開き方が従来と逆で、旅人は東から西つまり右から左に移動します。


 今回は意識的に北宋時代の宮廷画家張擇端の「清明上河図」をリスペクトしたものになっております。そことなくタッチも水墨画の世界のような淡いものとなっております。

 まだまだ安野さんにはお元気でいてもらい、旅の世界を描き続けてもらいたいものです。
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