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2009-06-14 12:27 | カテゴリ:Books
The Tropic of Capricorn


16年前に今はもう無くなったとある書店で、ふと手にした本がイラストレーターの内田新哉さんの『きまぐれ南回帰線』(河出書房新社 定価1000円 1993年)でした。手にとり、パラパラとめくると、透明感あふれる優しい水彩の色彩がきれいな絵が。その時は内田新哉さんが何者かなども知らず、絵に惹かれ購入していました。

 全32ページで、オーストラリアで暮らす主人公(作者)が、日本にいる恋人に宛てたエアメールという体裁をとっております。本の装丁もエアメールをイメージしたものとなっております。


 ご覧の通り、挿絵には光がまぶしく、明るく自由な街の風景が描かれております。そして必ず絵の中心には自転車があります。
 この街に何となく居ついてしまった主人公は、愛用の自転車で風のように走ります。何だか自由を手に入れた主人公の心の象徴として、自転車が上手に使われております。そして、主人公は異邦人から、この街の住人へとなっていきます。


 自分の力で走る自転車、自動車よりも、より街の空気や光を感じる事ができ、なによりも優しく自由な感じがします。


 この本はどうやら現在絶版となっているようですが、Amazonあたりで中古本が安く手に入ります。光あふれる街、優しい人々、インディゴの海、流れるゆるやかなJazz、夜空にきらめく南十字星…そして風のような自転車…。読んだ人の疲れた心を癒し、元気をくれるお気に入りの本です。

 

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