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2009-02-28 15:56 | カテゴリ:Etc
ワゴン専門誌について…


 ちょっと古い話で恐縮ですが、ムルティプラとエディックスのレヴューについて、どうしても気になったんで書かせてもらいました。

 自動車月刊誌に『av』というのがありますよね。あ、決していかがわしい雑誌ではございません。自動車雑誌です!『アクティヴ・ヴィークル』と読むんですが、実は私は以前創刊号の頃から、この雑誌を愛読しておりました。
 この雑誌は基本的にステーションワゴンを中心とした雑誌で、後に時代の趨勢からミニバンもそのカテゴリーに入ってくるようになりました。
 当時の私は、レガシィツーリングワゴンに乗っていましたんで、毎号のようにレガシィ関連記事があったので、買い続けていたわけです。創刊当時日本ではステーションワゴンの知名度は低く、商用バンと間違えられることも多かったと思います。この頃の日本ワゴンといえば『スバルレガシィツーリングワゴン』『マツダカペラカーゴ』『トヨタカリーナサーフ』『ホンダシビックシャトル』『日産サニーカルフォルニア』あたりでした。途中、アベニールやカルディナ、アコードワゴン、ステージアなどが、次々とデビューして、ワゴンがちょっとしたブームになったりもしました。

 創刊当時は、対象の車も少なかったせいか、憧れの輸入ワゴンの特集(ボルボ240エステート、プジョー405ワゴンやパサートバリアント、シトロエンBXブレークなどなど)や、ワゴンを使っての遊びの記事や、自作パーツによるドレスアップ、そしてバーチャルなワゴン(ユーノスコスモのワゴンとかフェアレディZワゴン)などの提案があり結構面白かったと思います。

 しかし、ワゴンの車種が増えてくると逆に安易な記事が並ぶようになり、紙面が急速につまらなくなってきました。気がつけば、お決まりの新車紹介と、ショップの宣伝のようなパーツ紹介記事、そしてそれらパーツを組み込みドレスアップした読者の愛車自慢ばかりとなり、この雑誌を購入するのをやめてしまいました。


で、気になるレビューとは?




 この『av』のweb版を見つけ、『ホンダエディックス』と『ムルティプラ』の比較記事を見つけ、クリックしてみました。この記事を読んだムルオーナーはきっと、突っ込みどころ満載でしょう。では一部引用させてもらいます。




『フィアットのムルティプラというクルマをご存じか? 個人的には大好きなのだが、一度見たら忘れられないコミカルなエクステリアがあまりに強烈すぎたのか、今いち一般受けせず、早々に何の変哲もないフィアット顔にフェイスリフトされてしまった。
 このムルティプラの斬新さは何もエクステリアだけじゃない。前後席ともに3人掛けの2列シートの6人乗り。全長は4メートルチョットと短かめなのに、背はミニバン並に高くて、横幅はアメリカンな広さ。?いかにもイタリア人らしい「これ面白そうだから、作っちゃえ」が実現した面白グッズ的なクルマなんです。
?そんな軽いノリから出来上がったクルマ
ですが、乗ってみると使い勝手や取り回しは3列シートのミニバンよりはるかにいいし、もちろん普通のセダンにはない開放感や楽しさも充分に満喫できる。まさに、21世紀にピッタリの超実用車なんですな、これが。
 こんな?面白いアイディアを日本のメーカーが見逃すわけなでしょう。と思っていたら、ホンダさんがやってくれました。シビック並の全長にオデッセイの横幅とハイトとコンセプトはムルティプラまんま。でもさすがは日本メーカーですね。?ムルティプラのここがダメを全部解決しているから凄い。ミニバンは必要ないし、かといってセダンはね~っというアナタには、ご満足いただける逸品だと思うのですが? 詳細は本誌のスクープを読んでください。

 いかがでしたか?傍線と丸数字は私がつけました。まずこの記事を書いた人は、本当にムルティプラに乗ったのでしょうか?まさかその辺をグルーっと一回りして書いたんじゃないでしょうね。ま、もちろんこの記事は『エディックス』の発売時のものですから、スポンサーのホンダヨイショなのはよくわかります。でも、車を商売のネタにする人間の文章としてこれは酷くないでしょうかね。
 まず傍線?ですが(試験の解説みたいでスミマセン)、ムルのステアリングを握って「面白そうだ作っちゃえ的な面白グッズ」としか感じなかったということですよね。第一印象はそれでいいかもしれませんが、実際運転して見ると、面白グッズどころか、車全体がかなり知的に組み上げられた非常に真面目な車なんだと、少しでも車が好きな人なら素人でも気づくはずです。

 様々な燃料搭載を前提にしていたため、車高が上がった→そうなる走行安定性が心配→対策としてトレッドを広くして解決→広がった全幅の結果、3脚を並べることが可能→ヨーロッパの街を考えると4mが使いやすいサイズという風になっている事が誰にでも理解できそうですが。(初めから4m、6人というコンセプトがあったという話も聞きますが。)
 幅広ボディをカバーするため二段式のサイドミラーや、隣の車を傷つけないための爪つきの軟質樹脂のドアノブ、ステアリングからさっと操作できるショートストロークのインパネシフト、重た目の車重を引っ張る中低速重視のトルクフルな1.6エンジン。その事に一切触れずに、傍線?にあるようにイタリア=軽いノリ(もしムルがドイツ車なら、緻密で計算された車とでもいう気なのでしょうか?)という安直な連想しか出てこない、このレビューは正直底の浅い文章だと思います。このレベルではムルの本質を伝えることはできません。

傍線?の「この面白いアイデアを日本車が見逃すわけはない、ホンダがそれをやってくれた。」はいはい、これっていわゆる『パクった…』ということですよね。そんな声高々に威張って言うことではないでしょうに。




?の「ムルティプラのここが駄目を全部解決した!」って確かその一つとして、本誌の方には前席センター席のスライド量はムルティプラよりエディックスの方が多いので、エディックスの方が優秀!などと書いてあった気がします。これなんか典型的なカタログしか見ずに記事書いた感じの部分ですよね。何故エディックスはスライド量が大きいのか?それは全幅がムルより狭いため、3脚並べると肩がぶつかるためセンターを後ろに大きく逃がしただけなんです。(しかもセンター席は運転席のものよりも小さい…)ムルは幅があるので3脚並べても問題がないためスライド量が少ないんです。これも実際乗るとすぐにわかる事ですよね。


 その車の魅力や問題点をきちんと消費者に伝えるのがマスメディアの仕事のはずですが、いつも間にやら、メーカーの宣伝をただ書いている記事を堂々と掲載し、消費者を迷わす自動車雑誌。車業界の不振の一端にはこのようなマスコミの不勉強さもあるかもしれません。
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